たなたろです。ディプティック(Diptyque)の香水『ヴォリュート(Volutes)』を試香した口コミ・感想レビューです。色んなスパイスを一気に口に頬張って汗をかく様な刺激を味わえる香りです。
『ヴォリュート(Volutes)』の香り
ディプティック(Diptyque)『ヴォリュート(Volutes)』はオリエンタル調のスパイスメインの香水です。
先に言っておくと、火をつけた様なスパイスが熱気を帯びる、そのレベルの辛さです。ニッチフレグランスメゾンならではの香りですね。
トップこそピンクペッパーでやや甘味、酸味などを感じますが、そこから先はエジプトタバコとマダガスカル産ペッパーなど複数のペッパーが強烈に渦を成してこちらに突撃してくるかのような香りへ変化します。とにかくトップからずっとスパイシーなんですよ。
ただし、同じくトップからハニーや恐らくトンカビーンズなどが見え隠れしており、実際ラストになるとこれらの甘さの方が勝ってきます。
その後イモーテルやベンゾイン(安息香)、レザーの沈んだ香りで締め。イモーテルは同じディプティックでも 『ロー デ ゼスペリード(L’Eau Des Hesperides)』 でも使われていますが、香り全体が全然別物です。
全体的に「スパイス」の一言で言いあらわせるぐらいにはスパイスの印象が強いです。実際つけてる時間の大半が強烈なスパイスです。色んなスパイスを一気に口に頬張って汗をかく様な、そう言う刺激のある香りですね。
このタバコの煙がイメージの中心となる香りで言えば、ペンハリガン(Penhaligon’s)のポートレート(Portraits)シリーズの『先進的な女性、コンスタンス(Changing Constance)』や、同ポートレートシリーズの『情熱的なアメリカ人、ミスターサム(Blazing Mister Sam)』もトップは似ています。ただしこちらはキャラメルやバニラなどでミドル以降は甘く変化していきます。
香りに刺激を求める方は好きじゃないでしょうか。恐らく現行のディプティック(Diptyque)の香りで最もオリエンタルでスパイシーな香りですね。
75ml、20,500円。オードパルファム(EDP)です。まあまあ長続きすると思って下さい。
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