たなたろです。シロ(CIRO)の香水『ル シープル デュ ニル(Le Chypre du Nil)』を肌に乗せて試香した口コミ・レビューです。
『ル シープル デュ ニル(Le Chypre du Nil)』の香り
『ル シープル デュ ニル(Le Chypre du Nil)』の香りは、淡いローズにドライフルーツの甘さをアクセントとしたオリエンタルなフローラルです。
トップは酸味を放つカラブリアンベルガモットに加え、花椒(カショウ)やワームウッドのハーバルなカプサイシン風のスパイスが香ります。
この酸味や辛さはそれほど強いものではなく、長くも続かず、すぐに柔らかい甘さへ変わっていきます。酸味はそのままエレミのそれに引き継がれます。オリエンタル調ですね。
ミドル以降のメインはローズ。ローズの柔らかい甘さを強調するのが、煮詰めた様なドライフルーツ。結構最初の辺りから、ツンとしたハニーっぽいドライフルーツの甘さが目立ちますね。このローズ+ドライフルーツの香調がかなり長い事続いていきます。
ラストは静かにパチュリやアンバーが香ります。
シロ(CIRO)は初期6作品のうち4作品ほどがローズ香が比較的前に出てくるもので、この『ル シープル デュ ニル』もその一つ。ただし冒頭のスパイスやドライフルーツがオリエンタル風味を強めており、ユニセックスな香りとして楽しめます。
私の周りでは、シロ(CIRO)の作品のうち、女性人気が高いのがこの『ル シープル デュ ニル』ですが、男性も勿論行けると思います。
2018年発売。調香師はアレクサンダー カーリン(Alexandra Carlin)。
コメント