たなたろです。イッセイ ミヤケ(Issey Miyake)の香水『ニュイ ディッセイ ノワール アルジャン(Nuit D’Issey Noir Argent)』を肌に乗せて試香した口コミ・レビューです。
画像出典:tendance-parfums.com
『ニュイ ディッセイ ノワール アルジャン(Nuit D’Issey Noir Argent)』 の香り
『ニュイ ディッセイ ノワール アルジャン(Nuit D’Issey Noir Argent)』の香りは、とても珍しい樹脂とスパイス。
全体的に苦々しくバルサミックでスパイシーですね。フゼア風ではあるので、既存のよくあるデザイナーズ系のフレグランスが好きならその延長線上にあるため、安心して使えます。
トップはグレープフルーツにピンクペッパーの酸味、そこにブラックペッパーの苦みが混じります。が、これらはほんの一瞬ですぐ飛びます。
その後のレザーのスモーキーやナツメグ、サフランの微妙にカレーの様なスパイス調が混じり合い、一段深みのある苦みになっていて面白いです。これは…あまり出会わない香りだな。
ベースはミルラを基調として、オリバナム(フランキンセンス)、ラブダナム等の樹脂のミックスがまたこってりとした、トンカビーンの様なこってりとした甘さと、途絶える事のない強い樹脂香で香りをより暗く重くしてくれます。
ボトルも香りのイメージで黒くかっこいい
この『ニュイ ディッセイ ノワール アルジャン』のボトルが真っ黒に塗られているのですが、正にそのイメージです。
とても渋さを感じさせる逸品で、レザーやスーツなどが似合いますね。年齢もある程度上の方のイメージです。
既存のカジュアルでよくあるタイプの香水に飽きてしまった人はとても好きなんじゃないでしょうかね。
調香師はドミニク ロピオン(Dominique Ropion)
イッセイミヤケの作品ってかなりカジュアルで大衆的なイメージがあったので、最初は結構驚きました。よく企画通ったなと。こんな発見を出来て嬉しいです。
2018年発売。この調香師は随分挑戦的な人だな、若手かな…なんて思ってたら、大御所のドミニク ロピオン(Dominique Ropion)氏。
古くはクリスチャン ディオール(Christian Dior)の『デューン(Dune)』や、ラルフ ローレン(Ralf Lauren)の『サファリ(Safari)』、ここ最近ではフレデリック マル(Frederic Malle)で多くの作品を作っています。
例えばチュベローズの名香『カーナルフラワー(Carnal Flower)』など代表作多数です。
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