ガチのタバコ香る『タバック28』ルラボ

『タバック28(Tabac 28 Miami)』ルラボ(Le Labo) ルラボ(Le Labo)

たなたろです。ルラボ(Le Labo)の都市限定の香り、シティエクスクルーシブシリーズのマイアミ限定『他バック28』を肌に乗せて試香した口コミ・感想レビューです。

『タバック28(Tabac 28 Miami)』の香り

名前が「タバック」つまりタバコで、かつタバコの名産地の多い南米にほど近いマイアミ…となると割とキツめの本気タバコが来るかなと期待していたんですが、『タバック28』は思ったよりマイルドなタバコでした。でもタバコはタバコで、それもかなりリッチなタバコでした。良い。

スモーキーではなく、しかも香りをつけたてのトップは甘いんですね。これは樹脂、そしてラム酒のサトウキビの甘さかと思います。しばらくはこの様なほの甘く、うっすらとタバコの雰囲気漂う芳香がにじんでいますね。

ミドル以降、次第に燻す前のフレッシュで重々しいタバコの葉が現れます。

パイプタバコに入れ込んだタバコや、葉巻に顔を近づけてダイレクトに嗅いだ時の様な、とても自然なあのタバコの芳香。そこへカルダモンが絡んで、ドライでスパイシーで塩気を感じるタバコとなりました。とても良い組み合わせ。

普通タバコの香りって何か甘かったりフローラルだったりを引き締めるアクセントに使われるとか、タバコ主体でもスモーキーな方に行くものもありますが、こちらは「ほのかに甘い」リアルなタバコです。

シティの中では一番好きかも知れない。

調香師はルラボではお馴染みフランク フォルクル(Frank Voelkl)氏。フィルメニッヒ在籍のベテラン勢の1人で、ウードやアンバーなどウッディ調の香りも数多く手がけた、渋さのキャリアが光る温帯であります。

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