たなたろです。 トバリ(Tobali)の香水『スプリングスノー(Spring Snow)』 の感想レビュー・口コミです。
フィグリーフ系のフレグランスはたまにありますが、このスプリングスノーはまさにそのものです。廃盤になったフェラガモプールオムにそっくりすぎる。これはねえ、いい香りです。
『スプリングスノー(Spring Snow)』 の香り
トバリ(Tobali)『スプリングスノー(Spring Snow)』 の香りを一言で言うと、フィグリーフの香りなんです。けどフォーミュラを見てもそうは書いてないので恐らく違うのでしょう。
桜のほのかな酸味、サンダルウッドの落ち着いたほろ苦さが微妙に「フィグリーフっぽさ」にお化粧をしております。
が、やはりラストまでフィグリーフっぽい。
もっと言うと、調香界の巨匠を張るジャックポルジュ(Jacques Polge)の名香である、『フェラガモ プールオム(Ferragamo Pour Home)』にもそっくり。歳の離れた弟を見つけた、みたいな気分。あれは廃盤なのでまたこのテイストに出会えた事が嬉しい。
多分↓のトップノートの「パウダリースノー(粉雪)」って言う謎のアコードがフィグリーフの素なのかな…?
トップ
- UKON SAKURA
- CREAMY
- POWDERY SNOW
ミドル
- WHITE SANDALWOOD
- CASHMERE WOOD
- VETIVER
ラスト
- MUSK
- AMBER
ベースノート
- Hidden Japonism 834
『スプリングスノー』は汎用性の高い逸品です。性別関係無く年齢も関係無し。さらにフォーマルカジュアルどちらも行ける。
トバリ(Tobali)のフレグランス全作品に言えるのですが、なにせ前に出て来ないのです。最初から最後までそこにいるんだけど口数が少なすぎて。トバリのテーマである奥ゆかしさを完全に体現している。だからこそ汎用性が高い。
Zoologistの様な重たい主張がこれでもかと降りかかる様な香水が好きでしたら、トバリは物足りないでしょうね。私は両方好きですが。
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