たなたろです。ナーズ(Nars)の香水『オーディシャス(Audacious)』を肌に乗せて試香した口コミ・レビューです。
『オーディシャス(Audacious)』の香り
『オーディシャス(Audacious)』の香りはフローラルウッディです。
香りはシンプルにプルメリア+サンダルウッドで表現できますね。勿論数十種類の香料でサポートしているのでしょうが、メインはその2つです。
他にもイランイランが比較的目立つ形で香りますが、はっきりとわかりやすいものはそれぐらい。とてもシンプル。
あとは強いて言うとティアレタヒチの、ハニーっぽい甘さを持つホワイトフローラルや、ラストに向けてのシダーウッドが優しく柔和に香ると言ったものです。
この香りはナーズ(Nars)と言うブランドにとって初めての香水です。ナーズ創業者はフランソワ ナーズ(Francois Nars)。
「オーデイシャス」と言うのはナーズのリップスティックのラインの名前でもあり、日本語で「大胆」と言う意味があります。
光と闇、センシャリティと個性などのコントラストを描くべく、暗い霧に覆われた花をイメージしたとの事。
敢えてカラフルさを抑えた「白黒」でそれを表現したとの事です。
恐らくですが、『オーディシャス』はリップやファンデなど、Narsの持つブランドアイデンティティを映えさせる香りを目指したのではないでしょうか。だってかなりシンプルだったので。
フレグランスのイメージを白黒にしたのも、Narsのリップやファンデーションなどのアイテムでメイクを彩る事で、完成とするような、キャンバス的なポジションとして見て欲しかったからでは?と感じました。
『オーディシャス』の動画でのイメージはこちら(音量注意)。
トップ
- プルメリア(フランジパニ)
- インセンス
ミドル
- ティアレフラワー
- イランイラン
- サンダルウッド
ラスト
- ホワイトシダー
- ホワイトムスク
香水『オーデイシャス』2019年10月23日発売。東京では新宿伊勢丹など、関西では阪急梅田などでの発売だそうです。
Nars香水の調香はオリビア ジャコベッティが担当
『オーデイシャス』の調香師は、ラルチザン パフューム(L’Artisan Parfumeur)やディプティック(Diptyque)で活躍し、自身のメゾン「イアンクス(Iunx)」も展開する女性、オリヴィア ジャコベッティ(Olivia Giacobetti)。
ジャコベッティの香りとしてはプルメリアをメインとしたものは結構珍しく、ラルチザンの『マンダリン』ぐらいかな。彼女にとっての1つの新境地だったのかも知れません。
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