「気になるあのフレグランスの香りを試してみたい…」
と言う方のための、香水売り場のおすすめまとめ(東京都内)です。
※元々2013年に書いた記事だったのですが、2022年までに度々改定しております。ただし店舗、取り扱いブランドや商品は常に入れ替わるので、確実に入手したいなら、実際はお店に問い合わせて見てください。
東京には香水売り場・メゾンフレグランス売り場としてレベルの高いお店が多数存在します。 私がぜひ行ってみて欲しいお店を、ピックアップしました。男性・女性どちらも行けます。
まず、東京都内で特にメゾン系のフレグランスが集中する「聖地」は主に3か所あります。新宿駅周辺の新宿エリア、六本木駅周辺の六本木エリア、有楽町駅周辺の銀座エリアです。それぞれ結構離れているので、行くならどこか1ヶ所のエリアだけにしておく事を推奨します。
それではエリアごとにどんなお店に行くべきかを解説します。
新宿エリアの香水売り場
新宿駅(JR山手線、JR中央線、都営大江戸線、京王線など)。
新宿エリアは古くから東京都内でダントツのフレグランスの聖地でした。私が状況してきた2000年代前半は既にそんな感じでしたね。
伊勢丹新宿店に取り合えず行けば、当時珍しかったサンタマリアノヴェッラはじめ、多くのメゾンフレグランスに会えたものです。そして今もなお、ここが日本のフレグランスの聖地の1つとして君臨しています。
1.伊勢丹新宿店 本店
日本のあらゆる香水売り場の中では間違いなくトップの香水の品ぞろえを誇ります。メゾンフレグランスを始め、高級フレグランス多数です。香水好きの間でも有名。東京にお住まいなら、まずはここを目指してみるのが良いかと思います。
初めていくなら1階だけにしておくのが良いかと思います。そのぐらい1階の香水ラインナップは日本最大級で、ここだけにしばらく通っても良いぐらい(初めての方は全てチェックするのは無理なレベル)。
まずブルーベル社の扱う人気の輸入フレグランスブランドが正面入り口の左側を占めており、圧巻です。ラルチザン パフューム(L’Artisan Parfumeur)やBond No.9(ボンドナンバーナイン)など、メゾンフレグランスの雄が多数。その他、個別のブースでジョーマローン(Jo Malone)やバイレード(Byredo)、ディプティック(Diptyque)などの面々が軒を連ねています。
毎年10月〜11月にかけて行われる日本最大級のフレグランスイベント、サロン ド パルファンで新規ブランドが何かしらあるのが通例となっています。2021年ではキャロン(Caron)の「ラ コレクション メルヴェイユーズ(La Collection Merveilleuse)」ラインや、トバリ(Tobali)のリニューアルした新ブランド、サウザンドカラーズ(Thousand Colours)が新規追加。
私は2002年から通っていますが、この20年ほどで商品ラインナップ、結構変わりました。全体的に取り扱いしている商品数は増えていますが撤退したブランドも数多。かつてあった人気ブランドのルラボ(Le Labo)やフエギア1833(Fueguia 1833)などが惜しまれつつ撤退しています。
以上が1階だけのお話。
新宿伊勢丹店1階の、香水・フレグランスキャンドルのブランドリスト(これは2022年2月時点)
- グタール(Goutal)
- クリーン(Clean)
- ジョー マローン ロンドン(Jo Malone London)
- ディプティック(Diptyque)
- フローリス(Floris)
- ペンハリガン(Penhaligon’s)
- ボンド ナンバーナイン(Bond no.9)
- メゾン フランシス クルジャン パリ(Maison Francis Kurkdjian Paris)
- ラルチザンパフューム(L’artisan Parfumeur)
- キリアン(Kilian)
- エルメティカ(Hermetica)
- クロエ(Chloé)
- ブルガリ(Bvlgari)
- パルファン ロジーヌ パリ(Les parfums de Rosine)
- エラケイ(ELLA K)
- アクア ディ パルマ(Acqua Di Parma)
- パルル モア ドゥ パルファム(Parle Moi de Parfum)
- パルファム ドゥ ラ バスティード(Parfums de La bastide)
- サウザンド カラーズ(Thousand Colours)(旧トバリ Tobali)
- ザ ディファレント カンパニー(The Different Company)
- フローリス(Floris)
- フレデリック マル(Frederic Malle)
- ゲラン(Guerlain)
- バイレード(Byredo)
- shiro(シロ)
- ドルチェ&ガッバーナ(Dolce&Gabbana)
- トムフォード ビューティ(Tomford Beauty) など
参考:伊勢丹新宿店本店で過去に扱っていた香水ブランドたち
- アクイエス(Aquiesse)
- ディーエス & ダーガ(D.S. & Durga)
- パルファン ロジーヌ パリ(Les Parfums De Rosine Paris)
- ミヤ シンマ パリ(Miya Shinma Paris)
- アール フレグランス(R Fragrance)
- ルラボ(Le Labo)
- ロベール ピゲ(Robert Piguet)
- パルファン オノレ デ プレ(Parfums Honore Des Pres)
- カルトゥージア(Carthusia)
- ケイコ メシェリ(Keiko Mecheri)
- マックス ベンジャミン(Max Benjamin)
- フエギア1833(Fueguia 1833)
- ルラボ(Le Labo)
新宿伊勢丹本館 その他のフレグランス売り場
地下2階:ビューティ アポセカリー
地下2階には厳選されたコスメを1フロアまるまる使った広大な売り場があります。取り扱うのはいわゆるデパコスではない、オーガニックコスメやサプリなど。ここでもフレグランスやディフューザーが一部取り扱い。
地下2階のビューティ アポセカリーで扱うフレグランスブランドは主に以下があります。
- イソップ(Aesop)
- オサジ(OSAJI)
- ダウン パフューム(DAWN Perfume)
- ニールズヤード レメディーズ(Neal’s Yard Remedies)
- ネオム(NEOM)
- マリエ オーガニクス(Malie Organics)
- kai
- アポーシア(Apothia)
- ルミラ(LUMIRA)
- モルトン ブラウン(Molton Brown)
2階:クリスチャン ルブタン(Christian Louboutin)
2階にはクリスチャンルブタンの香水ラインの1つ、ルビワールド(LoubiWorld)一式がコスメと共に販売されています。濃厚な香りで、近くを通ると何かしらの香りが常に漂っていますね。先日は『ルビキス(Loubikiss)』のチュベローズの甘い香りがしました。
2階:アスティエ ド ヴィラット(ASTIER de VILLATTE)
2021年、日本初となるアスティエのフルラインナップがかなりのスペースを割いて常設されることになりました。陶器ブランドですのでメインは陶器ですが、フレグランスもかなりの数置かれています。福岡岩田屋とかでは店頭で観たことがあったのですが、都内だとそんなに多くはないですよね。
3階:メゾンマルジェラ(Maison Margiela)
東京でのマルジェラマルジェラの香水を試せる店舗ならここ。新宿伊勢丹本店3階。『レプリカ(Replica)』シリーズと、『ミューティニー(Mutiny)』があります。置いてある数は少ないのですが、アプリで予約をしないと試香できない表参道ヒルズの店舗よりは全然穴場です。
その他、伊勢丹本店3階でお勧めの香水ブランド
- サンタマリア ノヴェッラ(Santa Maria Novella)→商品点数多め
- コム デ ギャルソン(COMME des GARÇONS)→商品点数多め
- セリーヌ(CELINE)
- トム ブラウン(Thom Browne)→メンズ館もあります
2.伊勢丹新宿店 メンズ館
こちらは1.の伊勢丹新宿本店と続いている分館です。
1階にはFrederic Malle(フレデリックマル)など、これまた著名なブランドが売られていて、試香できます。素晴らしい品ぞろえです。
また、たまにエルメスの新作など、普段置いていない商品がキャンペーン的に並ぶ事もあります。
本館と比べて、フロア自体広くないため、わかりやすいです。
取り扱いフレグランスメゾン一覧
- アクア ディ パルマ(Acqua Di Parma)
- フレデリックマル(Frederic Malle)
- セルジュルタンス(Serge Lutens)
- バイ キリアン(By Kilian)
- ペンハリガン(Penhaligon’s)
- サークル デ パフューマー(Le Cercle Des Parfumeurs)
- イルプロフーモ(Il Profvmo)
- アヴェリー(Avery)
- ミルコ ブッフィーニ(Mirko Buffini Firenze)
- ヴァルモン(Valmont)
- バウム(BAUM)
- ファイブイズム バイ スリー (FIVEISM × THREE)
- ペンハリガン(Penhaligon’s)
- トムフォード(Tomford)
- アクア ディ パルマ(Acqua Di Parma)
- パルル モア ドゥ パルファム(Parle Moi de Parfum)
- フレデリック マル(Frederic Malle)
- キリアン(Kilian)
- セルジュ ルタンス(Serge Lutens)
- サークル デ パフューマー(Le Cercle des Parfumeurs Createurs)
- ソンボン(100 bon)
- ユー ファースト(You First)
- モルトン ブラウン(Molton Brown)
※2022年現在
4.新宿高島屋
ここのおすすめは1階で、特にブルーベルの運営するラトリエ デ パルファムのコーナーにかなりのニッチ、ファッションフレグランスが集結しています。店員さんのレベルも非常に高く、香水選びを丁寧に手伝ってくれます。
上質な香水が欲しいけど、でも何を買ったらよいかわからない方にはお勧めですよ。
また同じく1階のフロアはかなり広大。コスメのカウンターが多数並んでいます。クリニークなどフレグランスを扱う所も多数です。
同じく1階にはルイ ヴィトン(Louis vuitton)もあります。調香師のレジェンドが専属で作り上げたフレグランスの数々を堪能できます。
新宿高島屋2階 : ミッレフィオーリ(Millefiori)
香水はなくルームフレグランスやディフューザーのブランドなのですが、香り好きの人には響くアイテムが揃っています。私もここの商品はいくつか買っていますが、質が高くお勧めです。
新宿高島屋8階にあるフレグランスブランド
期間限定かも知れませんが、8階のアスレジャーとかスポーツカテゴリーのエリアにも少し香水が置いてあります。
- モルトン ブラウン(Molton Brown)
- ニールズヤード レメディーズ(Neal’s Yard Remedies)
- ファイブイズム バイ スリー (FIVEISM × THREE)→珍しい、タバコの香り
5.新宿NEWoMan(ニュウマン)
新宿NEWoManは2017年4月にオープンした新宿駅直結の商業ビルです。
2Fに気鋭の新形態フレグランスショップ、NOSE SHOPと、売り場は狭いですがエストネーションが入店しています。
Nose Shopの新宿店にはフレグランスメゾンの「ラボラトリオ・オルファティーボ (LABORATORIO OLFATTIVO)」などがあります。
またNose Shop各店で取り扱いブランドが同じでも、商品のラインナップに差があります。
エストネーションは売り場面積は狭いです。が、日本発、逆輸入型フレグランスメゾンのTobali(トバリ)の取り扱いが開始(これは六本木ヒルズ店の方が品ぞろえが多いですが)。
過去にあった売り場 – バーニーズ ニューヨーク新宿店(2021年閉館)
伊勢丹と同じ新宿にありながら、取扱う香水ブランドは伊勢丹とは異なるレアなメゾンフレグランスも多数見られました。2021年2月28日をもって閉館。
バーニーズニューヨーク新宿店の香水売り場で特筆すべきだったのは、ラルチザン パフューム(L’Artisan Parfumeur)の品揃え。恐らく日本全国の売り場の中でも最多クラスの29本前後が揃っていました。
大手百貨店にあるラトリエドパルファンなどでもこの数は中々無いかと思います。現時点で私が見た事のある売り場の中でも最多。ラルチザンに少し詳しい人ならとにかく行ってみる価値ありです。※リストは2013年時点
バーニーズニューヨーク新宿店で扱っていた香水ブランド
- アエデス デ ヴェヌスタス
- グタール(旧アニックグタール)
- ボート デュ サエ
クリード(※2019年撤退済み)- ディプティック
- ドットール ヴラニエス
- エクス ヴォート
- イル プロフーモ
- ラルチザン パフューム
- パルファン ロジーヌ パリ
- ペンハリガン
- ルート デュ テ
- トッカ
六本木エリアの香水売り場
六本木駅(都営大江戸線、東京メトロ日比谷線)。
六本木ヒルズ
六本木ヒルズ内に、かなり多種多様な店舗とブランド・商品展開が各地でなされています。ジャングルの様です。
店舗その1:フエギア1833 本店
南米では恐らく初めての、多数の商品を抱えるフレグランスメゾン「フエギア1833」。
立地がショッピングエリアではなく、グランドハイアット東京の入り口脇。ショッピングエリア内に案内も出ていないため、インフォメーションで聞くしかありません。それでも結構混んでたりします。
フエギア1833は天然香料を使い、合成香料を使わないとしています。また動物性香料も使用しません。最高級伽羅をつかった精油のハイエンド商品「Kyaraシリーズ」が発売後1か月待たずに完売と、好調なメゾンです。
店舗その2:エストネーション六本木ヒルズ店
エストは銀座や新宿、有楽町にも店舗があるセレクトショップ。六本木ヒルズのエストのフレグランス売り場の面積は日本屈指。品揃えも凄くて、日本発の新興フレグランスメゾン「Tobali(トバリ)」やEdit(エディット)も取り扱っています。
また新興ブランドで言えば阪急有楽町メンズ館やNose Shopで取り扱いが開始したシロ(CIRO)もいち早く取り扱いを開始するなど、活きの良いルーキーに出会えるトレンドセッター的役割も。
過去にあった売り場 – Nose Shop六本木ヒルズ店(撤退済み)
こちらは2019年7月までの出店。8月からは新宿・銀座・池袋店のみ。ズーロジスト(Zoologist)やミン ニューヨーク(MiN NEW YORK)と言ったニッチフレグランスメゾンを取り扱っています。なお、こちらの店舗には人気のラボラトリオ オルファティーボ(LABORATORIO OLFATTIVO)はありません。
銀座/有楽町エリアの香水売り場
最寄り駅:有楽町駅(山手線)、銀座駅(銀座線・丸の内線・日比谷線)、銀座一丁目駅(日比谷線)など
1.阪急MENS TOKYO(有楽町)
2019年3月に全面リニューアル。有楽町駅すぐの、阪急MENS TOKYO。ここは売り場自体はさほど大きくありませんが、メゾン系のフレグランスが多数取り揃えられています。
リニューアルでは、ラルチザンパフュームなどの定番を引き続き抑えつつ、シロ(CIRO)などの新興フレグランスメゾンも取り扱っています。定番とテストマーケのバランスが良いなあと感じます。
2019年5月には限定でフランス最古のキャンドルメーカー「シールトゥルドン」の、キャンドルとフレグランスラインが取り扱い。
またペンハリガンの「ポートレート」シリーズも最初は阪急限定の取り扱いから始まったんでしたよね。
あと売り場とは別に、Tom Fordのメンズフレグランスがあることもでかい。
Tom Fordなんて、ほんの少し前までは海外ECでしか買えなかったんですよ。香料にマツタケを使用してしまうような、香水業界全体見てもそうそうないぶっ飛んだプロダクトを揃えたブランドです。これだけのために行ってもいいぐらい。
2.銀座三越
銀座三越は2010年9月にリニューアル。メゾンフレグランス売り場を全面に押し出した構成で世間を驚かせました。
ただし、そこまで売り場面積が広いとも言えません。
品ぞろえはジョーマローン(Jo Malone)が最も売り場面積が多いです。他にミラーハリス(Miller Harris)やペンハリガン(Penholigon’s)などのニッチ系も少し。またデザイナーズも新作を中心にバランス良く揃えてあります。
立地は良いです。銀座の中心にあるので、なんだかんだで良く行きます。
2010年当時は冒険したなと思いました。ですが今の新宿や銀座、六本木にニッチ系のブランドが跋扈する状況を見るに、2010年の時点でそこに踏み切った銀座三越は慧眼だったと言わざるを得ません。
3.Nose Shop銀座
2017年にオープンした東急プラザ銀座。2018年8月に新進気鋭のフレグランスショップ「Nose Shop」が開始。3階です。入口のエスカレータ上がって目の前。
Nose Shopは六本木、新宿、池袋にありますが、それぞれ展開する商品ラインナップが微妙に違います。そう言う意味で、銀座エリアに行ったら必ず立ち寄る様にしています。
トルコ発の気鋭ニッチブランド、ニシャネ(Nishane)を始め、ラボラトリオ オルファティーボ(Laboratorio Olfattivo)、ズーロジスト(Zoologist)、エタ リーブル ド オランジェ(Etat Libre d’orange)、ニコライ(Nicolai)、ストラ スクガン(Stora Skuggan)などの名ブランドを取り扱っています。
4.コンランショップ(丸ビル3F。東京駅)
丸ビル2階と3階にある、インテリアショップ。昔から香水好きの人にとって知る人ぞ知るお店です。厳密には有楽町エリアでも銀座エリアでも無いです。隣の東京駅。なので立ち寄る機会があればぜひ寄ってみてください。
取り扱いブランドはカルトゥージア(Carthusia)、マドエレン(MAD et LEN)、アッカカッパ(Acca Kappa)、ディプティック(Diptyque)など。少し近い有楽町や銀座エリアに行けない場合は重宝する立地。
5. SHISEIDO THE STORE
名前通り、資生堂の商品を一堂に集めた大型店舗です。フレグランスは2階に。
資生堂の『禅』シリーズや、資生堂が薔薇の新種をバラ育種の名門、仏デルバール社と共同で開発し国際コンクールで受賞したバラを使用制作した香り、クレ ド ポー ボーテ(Clé de Peau Beauté)の『ローズ シナクティフ(Rose Synactif)』もあります。
同じく資生堂のザ ギンザから2021年に登場した菩提樹の甘いウッディノートである『ザ ギンザ パルファム』も置いてあり試せます。非常にレアな品揃え。ちなみにこちらを始めて購入したのはスーツ姿の男性だったそうで…意外と男性が来るみたいですね(私もですけど)。
また同じエリアにセルジュ ルタンス(Serge Lutens)もほぼ全種類置いてあります。すぐ近くのルタンス本店が2021年に閉店し銀座での売り場はここに1本化されました。
上でも触れましたが、見た目男性が入りづらいんですけど、全然堂々と入店して色々と店員さんに相談とかされてみてください。皆さん親切に対応して下さいます。
6.エストネーション(有楽町店と銀座店)
これは入れようかどうか迷ったのですが、有楽町駅前のエストネーション有楽町店の2階と、有楽町駅の真逆、つまり銀座エリアの銀座店1階にメゾンフレグランス売り場があります。
エストネーション有楽町店
エストネーション銀座店
置いてるブランドは定番ディプティックなど。フレグランスは売り場面積も六本木ほど広くはありません。銀座店は日本発の新興フレグランスメゾン、トバリ(Tobali)とエディット(ÉDIT(h))もあります。この2ブランドは2019年現在、銀座エリアではここだけかな。
エディットの天然ゆずの『ユズキ(Yuzuki)』や『ローズモヒート(Rose Mojito)』などは夏香水として優秀かつ変わっているのでぜひ。
日本橋三越1階
日本橋三越(新館)はやや銀座エリアから離れているため入れるか悩みましたが、リクエストを頂いたので入れておきます!私も何度か足を運んでおり、ここも良い場所です。
2018年10月、リニューアル1階のコスメフロアの一角にフレグランスコーナーが追加されました。取り扱いブランドは以下の4つです。
- バイキリアン(By Kilian)
- トムフォード(Tom Ford)
- ルラボ(Le Labo)
- フレデリック マル(Frederic Malle)
日本橋高島屋(新館)
日本橋高島屋の新館でもコーナーが1階に設立。取り扱いは以下。
- バイキリアン(By Kilian)
- トムフォード(Tom Ford)
- フレデリック マル(Frederic Malle)
過去にあった売り場 – セルジュ・ルタンス銀座本店(2021年閉店)
2018年11月に日本初のセルジュ・ルタンスのフラッグシップストアとしてオープン。2021年には閉店してしまいますが、すぐ近くで資生堂が扱う資生堂フラッグシップ、「SHISEIDO THE STORE」2階にそのままほぼ全商品があります。
表参道・青山エリアの香水売り場
表参道~青山はここ数年になって香水ブランドの売り場が増えたなと思います。
かつて2000年代後半はラルチザン パフューム(L’Artisan Parfumeur)の路面店があり、ニッチ香水好きの集まるお店だったといいます(私はその時代を知らない者ですが…)。
以下にいくつか表参道・青山の香水スポットをご紹介します(2020年現在)。
ルイ ヴィトン(Louis Vuitton)表参道店は必見
上記のツイートにまとめた通り、まず表参道駅すぐ近くのルイ ヴィトン(Louis Vuitton)。ここは通称「トランク」と呼ばれる、世界的な調香師ジャックキャバリエ体制後にルイ ヴィトンに蓄積された高品質の香料サンプルも揃っています。
そしてヴィトンのフレグランスの中でもレアな『オンブレノマド』や『サーブルローズ』なども取り扱っています。
またヴィトンのスタッフの方のフレグランスの知見の豊富さは凄いです。本当に香水が好きで、プライベートでも研究されてるんだなあと感じます。
セリーヌ(CELINE)にもレアなフレグランスが
2019年の後半に販売開始したCELINEのフレグランス、『オートパフューマリーコレクション』が全品取り扱い中です。2020年現在でも日本では恐らくここだけ。近年では珍しいシプレ色の強いコレクションです。
オフィシーヌ ユニヴェルセル ビュリー、穴場の店舗
通称ビュリーは新宿などにも店舗があり、南青山店は7店舗目。ここは店舗内は狭く、コロナの影響から同時入店者数の上限があり、どの店舗も時間帯によっては入場待ちの列ができています。
こちらの南青山店はまだ列ができない穴場と言える場所です。平日18時を過ぎると近隣の職場の方々なのか急に混み始めますので、それ以前に行けると良いですね。
アーツ&サイエンス
ソニア パークがディレクターを務めるこちらのお店に、ミラーハリスを立ち上げたリンハリスのブランド「Perfumer H」が日本で唯一取り扱われています。
試香しに何度か行きましたが、香りも尖っていて良き。アンバー色の綺麗なボトルを日本限定で別注で取り扱っていたりと面白い取り組みをしています。
池袋エリアの香水売り場
追記。上記は東京都内の「香水の聖地」をシンプルに3か所でまとめたものですが、当然ながら他のエリアにも香水売り場はあります。
せっかくなので、池袋エリアも少ないながら売り場は存在しますので、追記しておきますね。
池袋エリアでは以下の辺りが主な香水売り場です。他にもあるかもしれません。池袋や近辺にお住まいの方で香水売り場に行ってみたい方は、まず以下に行ってみてください。
- Nose Shop…池袋パルコ2階
- トムフォード…池袋西武1階
- ルイヴィトン…池袋西武1階
- ラリック(ポップアップ・期間限定)池袋西武1階
Nose Shop池袋店は高校生や大学生のお客さんが多いだけあって、売れ筋を中心に置いてあります。
わかりやすい所でいうと、ズーロジスト(Zoologist)はアニマリックなテイストの強い象、サイ、バット(こうもり)、ティラノサウルス、モス(蛾)などの製品は置かず、猿、カメレオン、ハチドリ、パンダなど、入門編となる香りをチョイスしてあります。
またNose Shop池袋店の特徴として、ミニサイズの種類が豊富で、おそらく全部で20~30種類があり、しかもほぼ毎月入れ替えが何かしら一部あるので、いろいろつまみ食いしたい方にもおすすめ。
またトムフォード池袋西部店はトムフォードの香水の品ぞろえは割と充実しており、コスメに至ってはかなりの注力ぶりとの事なので、その意味でもおすすめ。
吉祥寺エリアの香水売り場
吉祥寺は東京の西側にあり、それでいて「住みたい街ランキング」で長年1位の座を守り続けて来た街でもあります。
ただし過去に10年ほど私も住んでいましたが、香水に関しては特に売り場がずっと無かった街でもあります。そういう状況から最近は一転して…
急に吉祥寺でも香水売り場が増えてきた様に思います。
- 東急1階のコスメカウンターにゲランやディオールなど
- キラリナ3階にクヴォンデミニムやシャネルの売り場がある
- PARCO1階にデザイナーズ系の香水やコスメカウンターが追加
などなど。比較的ライトユーザーな香水好きにとっては楽しい街ですね。
追加希望のエリアやお店などがあればぜひ教えて下さいませ\(^o^)/
コメント
香水を一堂に介しているお店を検索して、こちらを発見しました。
当方、都内へ行った際は用事を済ませることで時間がギリギリ目一杯なのですが、人とあまり会わないようにしているこのご時世、自分の快適を大切にする事が必須と思っています。
香りは大好きですが長いこと身近には置いていなかったため、まずはさまざまな香水を試せる場所を探していました。情報を挙げてくださっていただいたおかげで、限られた時間を集中して使えるので助かります、本当にありがとうございます!!
おーちゃんさん、コメントありがとうございます。
すみません、若干情報の更新が必要になってきてはおりますが、ご参考にしていただけているのはとても嬉しいです!お気に入りの香りが見つかると良いですね。