シロ(CIRO)とは
シロ(CIRO)とは1921年、アメリカのニューヨークで設立されたニッチフレグランスメゾン。約100年の歴史があります。
ただしその活動は1960年代まで。20数個のニッチフレグランスを制作したのち、1960年代以降、CIROは長らく休眠状態に入ります。
その後、ドイツの会社に買収され2018年に6つのフレグランスを抱え、CIROは華々しくリスタートを切ります。6つのうちの一つ、『プタハ(Ptah)』は1923年発売後に一度は廃番となった香りの復刻版です。
日本では株式会社ブルジョンが正規代理店となり、まずエストネーションで販売開始。ほどなくしてNose Shopでも取り扱いが開始となりました。
CIROの香りはクラシックな様でいて現代的で、シンプル、かつやや控えめな印象。いずれもオードパルファム(EDP)ですが極端に強すぎず弱すぎず、多くの人にとって使いやすく、かと言って被りにくい中庸を攻めた様な香りです。
なおリスタート時に揃えられた6つの香りのうち、4つ程がローズをあしらった作品で、取っつきやすい香調なのも特徴です。数あるニッチフレグランスの中でも使いやすい部類なんですよね。
100mlしかサイズがないのですが、そう言った香りなので、1回辺りを少し多めに使っても良さそうです。
ボトルも凝っており、キャップ部分の金属は太く重く、首の座りの良い安定型。使う度に脱着を繰り返す部分でもあり、ここが壊れやすいと残念なのですが、CIROはその点も問題ありません。こう言ったクラフツマンシップもとても好感を持てますね。
調香師
- アレクサンダー カーリン(Alexandra Carlin)
- アレクサンダー ストレック(Alexander Streeck)
シロ(CIRO)の香水一覧
- シュヴァリエ ドゥ ラ ニュイ(Chevalier De La Nuit)…2018年発売
- プタハ(Ptah)…2018年発売
- フラワリーズ(Floveris)…2018年発売
- マスケ(Maskee)…2018年発売
- ル シープル デュ ニル(Le Chypre Du Nil)…2018年発売
- ルール ロマンティック(L’Heure Romantique)…2018年発売
廃番
- プタハ(Ptah)…1923年発売
- ニュー ホライズンズ(New Horizons)…1941年発売