サノマ(çanoma)

サノマ(çanoma)とは

※私の関わる香水店「センテンティア」でサノマ(çanoma)取り扱い中です。

金融機関を退職したのち単身渡仏し、著名なベテラン調香師ジャンミッシェル氏の元でインターンシップを経たのち、そのジャンと共にサノマ(çanoma)を立ち上げたのが渡辺裕太氏です。

彼らの愛称はとても良いのだろうな、と言うのが4本のラインナップから良く分かります。

「日本人のための」と言う枕詞は本当にそうで、やや控えめで日本人にとって馴染みやすい香調です。癖がなく、でも個性はきちんとある、そんな作品が並びます。日本マーケットを狙う繊細な香りのクリエーションをやってのけたのは、香水業界の聖地フランスで長年辣腕を振るうジャン氏。

個人的にアンバーをベースにスパイスをしっかり重ねた『1−24』は2020年に購入した中ではトップ3本に入ると思ったぐらい気に入っています。詳しくは下記のレビューに譲りますが、『1−24』のスパイスがサフランやカルダモンなどかなりきちんとしています。スパイシーな香りであればあるほど日本にはそれほど入っては来ないため、とても貴重です。トップに一瞬キラッと香るシトラスも良い。この辺りのセンスがとても好きですね。

あとサノマ、ボトルの形状が絶妙に「旅行のお供」に適しているんですね。ボトルデザインは日本に渡辺さんが帰国した際に見かけた、大分の麦焼酎『いいちこ』の広告に写ったボトルを見て着想を得たとのことでした。

透明感のあるガラス瓶も美しいのですが、絶妙に平らで、角が丸く整えられており、縦長なので、旅行用のカバンのポケットにするっと入り込みやすいんですね。ポケットを変に膨らませにくいのです。そして角が無いため同じポケットに入っている他の物を傷つけることが無い。

思いのほか汎用性の高いブランドだと思ってます。

サノマ(çanoma)の香水一覧

  • 『1-24 鈴虫』…スパイスが香るスパイシーウッディ調
  • 『2−23 胡蝶』…ポルトガルの森をイメージしたオリエンタルウッディ調
  • 『3−17 早蕨』…青リンゴをメインとしたフローラルフルーティ調
  • 『4−10 乙女』…甘いティアレを主体としたフローラル調

サノマ(çanoma)香水の口コミ・感想レビュー