ルイ ヴィトン(Louis Vuitton)とその香水とは
ルイ ヴィトン(Louis Vuitton)とは言わずと知れた世界トップのファッションブランド。
フレグランスメゾンとしてのルイ ヴィトン
フレグランスメゾンとしては1914年頃から作品がある事は確認されているものの、当時の処方が残っておらず再販がされてきませんでした。
2013年頃に世界で最も名の知れているであろう調香師であるジャック キャバリエ ベルトルード(Jacques Cavallier Belletrud)をマスターパフューマーとして引き抜くと言う、センセーショナルな再スタートを切り、フレグランス事業が開始されました。
さすがLVMHグループ、クリエイターに金の心配をさせず徹底的にクリエイティブにこだわらせると言う戦略を長年継続して来ただけあります。
中核ブランドであるルイ ヴィトンでも、ジャックキャバリエがフィルメニッヒ社の専属調香師だった時代に予算の都合で実現できなかった香料の採取や調香の仕組みなどをルイヴィトンで次々と実現させました。
ジャックキャバリエの兄が南仏グラースの香料の工場の責任者をしておりその辺りの連携もスムーズに行った様です。
ルイ ヴィトン表参道店は日本のフレグランスの聖地
また、ルイヴィトンの各国の旗艦店限定でナンバリング入り「トランク」が合計10個存在しますが、日本の表参道本店3階でもその10番目(Ⅹ)が置いてあります。
これが何かというと、調香師の作業デスク(通称:オルガン)に見立てて、世界の香料の最高級品をサンプルとして揃え、トランクに設置してあるのです。
同時に旗艦店にはフレグランスのスペシャリストを販売員として迎えており、日本の表参道店にも2名のスペシャリストが在籍しています。
私も表参道店のオルガンも見ましたし、フレグランススペシャリストともお話させて頂きましたが、やはり百貨店と比べてもフレグランスメゾンの販売員と比べても、知見が群を抜いて豊富です。
彼らは本国フランスのルイヴィトン本社や調香の作業場にも何度も足を運び、ジャックキャバリエとも何度も触れあっており、ジャックの調香にまつわるストーリーや想いをより深く語ってくれます。
本当にフレグランスや香りが大好きなんだな、とこちらが感嘆するぐらいの熱の入れようでもってセールスをしてくれ、かつこちらの話にも十分傾聴する姿勢で、販売のスペシャリストでもあると感じました。教育が行き届いている証左でもあり、かつスペシャリストとしての気概がとてつもなく高い方々なのでしょう。
ブランドのストーリーを十分に語りつつ、同時に詳細な知見を見込み客が納得いくまで語れる…というフレグランス販売員には中々出会った事がありません。慢性的な人材不足と言う課題も販売の現場で生じている事は十二分に理解しており致し方のない事ではあります。
別にどんなお店であれ、そうでなくても気に入った香水があれば買いますし、販売員さんとも割と親しく打ち解けてお店に通うと言う事はありますので。
そう言った状況だからこそ、貴重かつ香水好きの魂が揺さぶられる様なフレグランス体験・接客体験を十二分に堪能できると言う意味で、今やルイ ヴィトンの表参道店は日本の中でも屈指のフレグランス体験を出来る聖地となっております。
ルイ ヴのィトン(Louis Vuitton)の香水一覧
- アポジェ(Apogee)…2016年
- コントル モワ(Contre Moi)…2016年
- ダン ラ ポー(Dans la Peau)…2016年
- マティエール ノワール(Matiere Noire)…2016年
- ミル フー(Mille Feux)…2016年
- ローズ デ バン(Rose des Vents)…2016年
- タービュランス(Turbulences)…2016年
- アトラップ レーブ(Attrape-Reves)…2018年
- オー アザール(Au Hasard)…2018年
- リマンシテ(L’Immensite)…2018年
- ル ジュール ス レーブ(Le Jour se Leve)…2018年
- ヌーボー モンド(Nouveau Monde)…2018年
- オンブル ノマド(Ombre Nomade)…2018年
- オラージュ(Orage)…2018年
- スール ラ ルート(Sur la Route)…2018年
- アフタヌーン スイム(Afternoon Swim)…2019年
- カクタス ガーデン(Cactus Garden)…2019年
- レ サーブル ローズ(Les Sables Roses)…2019年
- サン ソング(Sun Song)…2019年