たなたろです。あまり日本では話題になっておりませんが、トムフォードの2020秋冬新作の香水『ビター ピーチ』を肌に乗せて試した口コミ感想レビューです。
『ビター ピーチ』の香り
これは完全にグルマンですね。
名前にもあるピーチ(桃)は確かに分かりやすいです。しかしその桃以上にヘリオトロープやダバナのねっとりとした甘さが出ていますね。そしてコニャックやラム酒の風味もあり、熟成させた酒類がしみ込んだケーキなんかを想起させます。この辺りはタイトルの「苦い桃(Bitter Peach)」と言う看板に偽りなしと言ったところでしょうか。やはり総じて洋菓子っぽいおいしそうな風味でした。
ラストはピーチのラクトン類のクリーミーさが強調されます。ピーチの果実み…と言うより「ピーチ味のホイップクリーム」の様な。とにかくグルマンでした。
ベースにパチュリが効いている点では同じトムフォードの『ローズ プリック(Rose Prick)』と似ていますね。またフルーツを甘く煮詰めた様なカラメル感はこれまた同じトムフォードで言えば『ロスト チェリー(Lost Cherry)』風とも取れますね。更にはトムフォードが「ピーチ」と言うとやはりエロティシズムの観点からそこに行き着いた感がありますよね。
2020年発売。
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