たなたろです。ラルチザン パフューム(L’Artisan Parfumeur)の香水『カリーニャ(Caligna)』を肌に乗せて試香した口コミ・レビューです。
※画像出典:Fragrantica
『カリーニャ(Caligna)』の香り
『カリーニャ(Caligna)』の香りは、フルーティフローラルです。
とにかくさわやかなフィグのフルーティさがあり、嫌味なし。かなり万人受けしそう。そしてこのフィグは他のミルキーなもったりとしたフィグではなく、果実感のある、甘くグリーンで酸味を伴った、瑞々しいフィグの実と言えば近いかも知れません。
トップから甘く青みのあるフィグのフルーティさが強く出ていて、クラリセージのクールなハーブ香、そしてマンダリンリーフのグリーンの絡みが気持ち良いです。ロジェガレとかクヴォン デ ミニム辺りにありそうですね。早く飛びそうな香りですが、これが根幹となり、ラストまで継続します。
『カリーニャ(Caligna)』はミドル以降でほのかにジャスミンやバイオレットが出始めます。
フィグの香りがメインながら、ありがちなクリーミーなそれではなく、バニラやハニーの様な強めの甘さや洋ナシの様な酸味を伴ったフィグを感じますね。
ラスト以降ではパインニードルのツンとした、ヤニや樹脂感のあるウッディが少し出てきますが、フィグの甘さの良いアクセントですね。
バチュカーダとこのカリーニャはラストが似てますね。あとニコライ(Nicolai)のフィグティーに似ていて、フィグ、洋ナシ、フルーツフレーバーティーを呑んだかの様な香り。
2013年発売。『カリーニャ(Caligna)』の調香師はドラ バグリッシュ アルノ(Dora Baghriche-Arnaud)。
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