たなたろです。エタ リーブル ド オランジェ(Etat Libre d’Orange)の香水『デンジャラスコンプリシティ(Dangerous Complicity)』を肌に載せて試した口コミ・感想レビューです。
『デンジャラスコンプリシティ』の香り
日本では身近で手に入るラム酒の香り、と言えばこれでしょう。オスマンサスのフルーティな甘さと相まって、とても使いやすい。高感度は高いはず。
付けたてはフルーティでバニラの様な、でもコクのある抑え気味の甘さを放つラム酒で始まります。
これはラストまであまり変化がなく、このラムの香りを堪能し続けられるのです。合成香料の良い所ですね。
キンモクセイもトップから良く香ります。フルーティなフローラル。
さらりとしたカシミアウッドのウッディ香がラムと混ざる事で、浮ついていない少し苦い甘みが時代に現れます。
この変化の仕方はカルバンクラインの名作『オブセッション ナイト』にそっくりですね。あちらもカシミアウッドがキーノートでした。
ココナッツのパウダリーさも絶妙に控えめで、もう少し強ければ、個人的には若々しさを感じてしまい苦手だったかも知れません。
さてラストはラム酒の黒糖っぽさと言うか、ざらっとしたカラメルプリンの上澄の様な、焦がしたテイストが現れます。
これは中々楽しい。広義のグルマンと言えますね。バニラを漬け込んだラム酒、飲みたくなってきた。
最初から最後まで香りはそこまで強く放たれず、ラストまでの展開は1〜2時間と言った所でしょうか。短めに優しく優しく変わっていく様が良いですね。日本向けですね。
ちなみに、ボトルはカクカクしててインテリアとして映えます。キャップのシルバーと刻印もアクセっぽくて良き。
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