『ジャスミン デ ザンジュ(Jasmin Des Anges)』の香り
たなたろです。メゾン クリスチャン ディオール(Maison Christian Dior)の香水『ジャスミン デ ザンジュ(Jasmin Des Anges)』を肌に乗せた口コミ・感想レビューです。
Jasmin Des Anges = 天使のジャスミンということで、名前通りふんだんにジャスミンを、それも綺麗な部分をたっぷりと使用した香りがこちら。
ジャスミンが1つのテーマではありますが、全体的には美しいフルーティフローラルにまとめあげた香りといった方が良さそうです。ジャスミンに桃と金木犀を足して3を掛けたような、日本ではかなり受ける香調じゃないでしょうか。
トップからジャスミン以外にもジューシーなベルガモット、冷えたアプリコット、クリーミーなピーチが加わり、楽しげなフルーツの共演に。個人的には梨のような甘さの乗ったフルーティ調に思えます。
そんなフルーティノートはジャスミンと共に徐々にバニラの甘さが交わり始めます。まるで梨のバニラアイスの様で、ハーゲンダッツのような濃厚で上品なアイスを連想させますね。ジャスミンが強めに香るだけにとても上品で芯の通ったフルーティフローラルで、時々グルマンといった表情がとても長く継続します。
香りはそのままムスキーな柔らかさに落ち着いていきます。
グルマン風味とはいえ決して子供っぽくもなく、主張も強くなく、ジャスミンも全くワイルドではなく、と引き算の効いた仕上げを楽しめるのがこの香りの良いところ。
そんなフルーティフローラルを作り上げたのは、MCDで調香師を務めるフランソワ ドゥマシー(Francois Demachy)。
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