たなたろです。二シャネ(Nishane)の『カラギョズ(Karagoz)』を肌に乗せて試した口コミ・感想レビューです。
『カラギョズ(Karagoz)』の香り
『カラギョズ』はパイナップルを中心とした、フルーティウッディな香りです。
そもそもカラギョズとは、カラ=Kara=トルコ語で「黒」、ギョズ=göz=眼、の意味です。トルコの有名な影絵の人形劇のタイトル。日本で言えば人形浄瑠璃とか、『ひょっこりひょうたん島』くらいのメジャーなものを題材に香水を作ったような感じです。
パイナップルとグレープの酸味あるジューシーなフルーツがトップからしっかりと香るのですが、同時にベチバーやパチョリのウッディ調のベースノートに、少しハーバルなアコードが絡み合います。
フルーツがメインでありながら多面的でメンズライクな雰囲気がありますね。
Nose Shopの店頭で嗅いだ際はメンズフゼアと言うか、海外で売ってるメンズ用整髪料の香りっぽいと思ったんですが、店員さん曰くフゼアではないと。調べてみると確かにフゼアの要件であるラベンダーもオークモスもクマリンも無いみたいです。
ベースのベチバーが一番残りますが、ラストに向けてややパウダリーに変化して行きます。でもやっぱりパイナップルもずっと残るんですよね。とてもカジュアルで、女性がつけてもかっこいいと思います。女性の美容師さんとかつけてそうなイメージ。
2017年発売。調香師はニシャネの香りのほとんどを製作してきた、ジョージ リー(Jorge Lee)。日本では「ジョージ」と読み仮名がつきますが、海外ではジョージの部分を「ホルへ」って読む人が結構いるので、スペイン系の人なのかも知れません。
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