たなたろです。2020年、イセタンサロンドパルファンの裏側で行われていた通称「裏サロパ」こと「La touche finale parfumée」がGinza Sixにて開催されました。そこで先行販売されていたのがこのリキッドイマジネール(Liquides Imaginaires)の新作『リキッド(Liquide)』です。スエードを基調としたクールな作品でした。めちゃくちゃかっこよかったのでその場で購入。肌に乗せた口コミ感想レビューです。
『リキッド(Liquide)』の香り
買いました。
中心となるのはスエードです。
肌に付けたトップではベルガモットのジューシーな酸味と共にブラックペッパーやカルダモン、サフランなどのスパイスが弾けます。
ほどなくしてスエードの香りに加え、メタリックなアコードやオゾンノートのクールな面が見えてくるのですが、スパイスやフローラルがあるからか思ったほどケミカルには感じません。でもこの組み合わせは不思議ですね。炭酸が弾けた香りの様にも感じます。オリエンタルではないスパイシーレザー調でもあり、ウッディ調でもありと、多面的に感じますね。
作品名は『リキッド』ですが、シルバーをテーマとしたひんやりとしたクールさと、燃える様なスパイスのコントラストがはっきり見える作品。
『リキッド』調香師はニッチ系で活躍する人
調香師はアン ソフィー ベヘゲル(Anne-Sophie Behaghel)。同じリキッドイマジネール(Liquides Imaginaires)では他に『ラクリマ(Lacrima)』、『ファンタズマ(Phantasma)』などを手掛けています。その他Room1015やオーケストラパルファム(L’Orchestre Parfum)などニッチ系のフレグランスメゾンで手腕を発揮してきた方です。この方の作品はNose Shopを中心に割と日本に入って来ており、触れる機会は少なくないと思います。
2020年発売。100mLで38,500円(税込)。シルバー925にちなんで世界限定925本、シリアルナンバー入りです。ただしシリアルナンバーはボトルではなくボックスの方に入っているので、購入された方は大事に取っておいた方が良いかと思います。
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