『メテオール(Météore)』ルイ ヴィトン(Louis Vuitton)

Météore Louis Vuitton ルイ ヴィトン(Louis Vuitton)の香水

たなたろです。ルイヴィトンは2020年に新作を複数出していますが、『カリフォルニアドリーム』に続く夏っぽいライトなシトラス調の新作香水が『メテオール』です。『メテオール』を肌に乗せて試した口コミ感想レビューです。

画像出典:louisvuitton.com

『メテオール』の香り

マンダリンオレンジを中心に据えた、優しい甘さのシトラス系香水です。

トップでピンクペッパーがパッと広がる様が閃光の様で、この辺りは『流星(メテオール=Météore)』のイメージに重なりますね。

そこからナツメグやブラックペッパーも参戦してややスパイシーなシトラスに。

トップのスパイスの折り重なりが割と多重でして、この辺はメゾンクリスチャンディオール(Maison Christian Dior)の『スパイスブレンド(Spice Blend)』を思い出させます。

ただしそれらのスパイスは持続はせず、すぐにマンダリンオレンジの甘い果実感に溶け込んでいきます。甘さと酸味のバランスがとてもきれいなマンダリンオレンジで、ありそうで無いというか、直感的に「あ、欲しい」と思ってしまいました。周りの人からは「意外だね」と言われます。割とヘビーな『オンブルノマド』や『ニュイドゥフ』などを愛用してきてるので、自分でも意外です。

話を戻すと、全体通して香りの中心はこのマンダリンなのですね。1番長く続く部分ですね。ベチバーも分かるのですが、それでもマンダリンの印象がやはり強い。

また中盤以降はヴィトン印と言うか、どこか瓜っぽいアクアティックな要素が見え隠れします。

『メテオール』は世代によって感じ方が変わる?

で、いつもはまとまった時間を作って表参道のルイヴィトンに試香&購入に行くのですが、ここ最近は中々まとまった時間が作れなかったので、海外の色んなユーザーのレビューを見ていました。

その中でかなり多かったのが「新作『メテオール』は、まるでアザロの『Chrome』やダビドフの『クールウォーター』を想起させる」と言うもの。

これは実際に今作『メテオール』を嗅いでみて私も感じました。『Chrome』の方が印象としては近いかな。『クールウォーター』はこれより遥かにハーブが強いのです。

ヴィトンのスタッフの方曰く、90年代にこれらに慣れ親しんだ層には懐かしさが、これらを知らない若い世代にとってはあまり新鮮な香りに感じる、との事。なるほど、アザロやダビドフのそれらに慣れ親しんでいない世代は新鮮な香調に感じるのか、と。

実はヴィトンは自宅に10種類以上フルボトルを持っているものの、この手の甘いマンダリンオレンジは初めてです。何気にいま一番欲しいルイヴィトンの香りです。でも買うなら表参道店で、と決めております。

2020年発売。調香師はもうすっかりヴィトン香水の顔となった、インハウス マスター パフューマーのジャックキャバリエ(Jacques Cavallier)氏。

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