たなたろです。ルイ ヴィトン(Louis Vuitton)の香水『オラージュ(Orage)』を肌に乗せて試した口コミ・感想レビューです。
『オラージュ(Orage)』の香り
パチュリの精油かな?と一瞬思うぐらいにはパチュリそのまんまです。
トップはベルガモットやグレープフルーツなどのシトラスを薄く帯びているものの、そのままわずかなジャワ産ベチバー、ブラックペッパーと共に主役がパチュリとなります。日によってはベルガモットがかなり強く出る時もありますね。
調香師のジャックキャバリエと言えばなめらかでふわっとした優しい香り立ちを得意とする超ベテランですが、よもや彼がパチュリをメインの材料にして香水を仕立てるのは意外でした。
イソイースーパーやアイリスなどがパチュリに靄をかけた様なややトーンダウンするような雰囲気を作っているのですが、非常にクールなパチョリです。
ただねえ、パチュリの精油が好きでたまらない人はこれでいいと思いますが、正直これ単体だと面白味には欠けます。
ヴィトンの他のフレグランスと重ね付けをして初めて一段深い面白さが出てくるでしょう。
重ね付けはメンズフレグランスと組合わせてよりウッディに重たくダークでクールな香り立ちにしてしまってもいいですし、レディースフレグランスと組合わせてバランスの取れたユニセックスな香調にしてみても良いでしょう。
個人的には同じヴィトンの『コントルモワ』のクリアなグルマン系に重ねると、バニラやカカオの甘さ、苦みをより強調する形で濃密な香り立ちになりましたのでお勧めです。
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