『スロース』ズーロジスト

Sloth Zoologist ズーロジスト(ZOOLOGIST)

たなたろです。フルーティフローラルグリーンなズーロジスト(Zoologist)の2020年新作『スロース(Sloth)』を肌に乗せた口コミ感想レビューです。スロースとは動物「ナマケモノ」の意。個人的にはアサイーベリーとカモミールの組み合わせが心地よく、結構これ好きです。

画像出典:zoologistperfumes.com

『スロース』の香り

冒頭にてフルーティフローラルグリーンと表記しましたが、基本的にはフローラルとフルーティの2軸です。

甘く酸味も効いたアサイーのフルーティさと、ヘイやカモミールのややグリーンなお茶感。加えてジャスミンなども香るフローラルが中心です。

でも相変わらずそこはズーロジストと言うか、その他の要素も少しずつ主張が展開されていてとても複雑多様な香りに感じます。やはり最初に嗅いだ時は「?!」みたいな感想になります。不快感とかは一切ないのですが、1度で掴み切れないのと、珍しい香りも多分に感じるので。ズーロジストはいつも新種の動物を間近で見せるかのような、新鮮さと驚きを与えてくれますね。

例えばアニスのハーバルでスパイシーなテイストもほのかにアクセント程度に感じます。あと気になったのは「マッシュルーム」の香りがあるとの事なんですが、これはさすがに分からなかったです。買って検証してみたい。

中盤以降はフルーティな中に樹脂も出てきますね。この辺りから同じズーロジストの『バット』に似てるなあと感じます。バットは2020年に新盤が出ましたが、新旧共にそんなに大きく香りの印象は違わないです。ちなみにどちらも同じ調香師なんですよ。

まあとは言え、全体通してやはりフローラルにフルーツの印象が強かったです。とても気持ちよく、番人受けする香りではないでしょうかね。

『スロース』調香師は多作家

『スロース』は2020年発売。調香師はプリン ロムロス(Prin Lomros)。

非常に多作家で、「Prin」「Prissana」「Pryn Parfum」など複数のブランドを展開し、どう言う訳か2016年以降に80作品もリリースしています。月1本以上。物理的に無理だと思うので恐らくその多くは共作とかディレクションのみなどもあるのでしょうが、それにしてもゲランのティエリーワッサー並みのハイペースです。

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