『アイアンウインド(Iron Wind)』は優しいスパイシー調

Tobali Iron Wind トバリ(Tobali)

たなたろです。トバリ(Tobali)の香水『アイアンウインド(Iron Wind)』の感想・レビュー、口コミです。

『アイアンウインド(Iron Wind)』の香り

トバリ(Tobali)の『アイアンウィンド』は優しいオリエンタル香とでも申しましょうか。

出だしこそスパイスブーケみたいなスパイス祭りで始まります。

ですがそこはTobali。Tobaliは「和」、更に言うとコアな要素として「奥ゆかしさ」がテーマのフレグランスメゾンです。

スパイシーなトップからアンブレットの甘さ、さらにインセンスやウッディなどアジアンテイストに持っていきつつ、やはり静かになだらかに繊細に、優しく消え入る様な香り立ちです。

他のフレグランスメゾンの、着火した様なスパイスでは無いし、アンブレットもウッディもやり過ぎず。互いに道を譲り合ってラストまで行く様な構成です。

『アイアンウィンド』はオリエンタルフレグランスの入門編と見ても良いかも知れません。あるいはスパイシーな香水に飽きた手練れユーザーの為の、敢えて引き算したスパイス香として嗜む使い方も素敵です。品が良いスパイシーとも言えます。

一番合わないのは、火で燃した様な強いスパイス調のフレグランスでないと物足りない様な方ですかね。

トップ

スパイシーな香料が並びます。実際この『アイアンウィンド』はTobaliの作品の中でもかなりスパイシーな部類。

  • SAFFRON
  • CLOVE
  • CUMIN

ミドル

iron=鉄とかマジか、と言う感じですが、トップのサフランなどのスパイシーさがなんとなく鉄っぽいと言えばそうです。ただ「鉄」アコードがどの部分なのか個人的には分からず。どちらかと言えばアンブレットの甘さの方が目立ちます。

  • IRIS
  • VIOLET LEAVES
  • AMBRETTE
  • IRON
  • OUD/JINKO

ラスト

ウッディなラストですが、アンブレットの甘さがラストも引き続き。最後の最後まで残るのはインセンスです。

  • DRY WOODS
  • CEDARWOOD
  • INCENSE

ベースノート

  • Hidden Japonism 834

Tobaliの強みは「日本」を分かりやすく欧州に示した事

この『アイアンウィンド』を使ってみてふと思ったのですが、Tobaliって特に欧州で高く評価されてるらしいのです。

それはTibaliが彼らにとって分かりやすいからかも知れません。

ミニマリズムやsubtleness(繊細さ、分かりにくいこと)をテーマに、香りも繊細で穏やかに。ボトルやパッケージも含めほぼ白で(ある意味わかりにくく)統一する。

そしてThis is Japan. と言い切る。がつがつ刺しに来る香りやクリエイティブに慣れ切った他の国の人は、「へー、逆にそれ不思議で神秘的で面白いじゃん」と感じるのかも。

そんなプロデュース面も含めて面白いメゾンだなと思いました。

50ml 12,960円(税込)
100ml 16,200円(税込)

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