たなたろです。カルトゥージア(Carthusia)の香水『チュベローザ(Tuberosa)』を肌に乗せて試香した口コミ・レビューです。
『チュベローザ(Tuberosa)』の香り
『チュベローザ(Tuberosa)』の香りは、フルーティフローラルです。フルーツからクリーミーなチュベローズに変わります。
プラムがかなり強く効いたフルーティなトップに、バニラ、シナモンがアクセントとなり甘さ、苦みを表現しつつ、それらの中央でチュベローズの香りが太く分厚く香ります。とても可愛らしくも力強いチュベローズですね。
全てはこのチュベローズのクリーミーさが率いており、そこにベチバーの柔らかいウッディ感やわずかな土、ホコリっぽさ、ローズのパウダリーさ、甘さ、エレミの酸味が混ざり合います。
またミドル以降、ほのかにアンブロキサンのメタリックなアンバー香が出てきて、これもまた一つのアクセントになっていて面白いですね。
チュベローズ系の香水って大別して2つあって、1つはチュベローズのミルキーさをそのまんま強調するタイプ、もう1つはバニラやアイリスなど他の材料と混ぜ合わせたりお化粧していくタイプです。
この『チュベローザ』は後者のタイプで、チュベローズそのものを堪能すると言うよりも、そこに加えられたプラムやベチバー、ローズなどとの融合、化学反応を味わえる作品なんですね。
これまでのチュベローズ系にあまり無かった組み合わせである事もポイント。とても面白い作品です。女性はドはまりする人がいそうです。
2019年5月発売。調香師はルカ マフェイ(Luca Maffei)。
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