たなたろです。ディプティック(Diptyque)の香水 『オー デュエル(Eau Duelle)』を肌に乗せて試香した口コミ・感想レビューです。スパイシーなバニラです。
『オー デュエル(Eau Duelle)』の香り
ディプティック(Diptyque)『オー デュエル(Eau Duelle)』の香りはスパイシーなバニラですね。バニラが中心です。
ベルガモットやピンクペッパーが薄く明るさを加えるトップからすぐにカルダモン、サフランなどのスパイスが香ります。そこに厚みを持たせるオリバナム、エレミなどの樹脂香。
そこからはもうブルボンバニラの独壇場で、スパイスなども引き続き香るものの、バニラが中心の香りが続きます。ラストになりようやくムスク、アンバーで締めと。
バニラと一口に言いますが、やはり豊潤なバニラであり、スパイス、樹脂と交じり合って分厚さを増しています。一部グリーン調も感じるなど。 恐らくそう言うアコードは無いのでしょうが …もしかしてオリバナム辺りの影響もあるのかな。
パラッツォベッキオの『マダカスカルバニラ』にそっくり
このスパイシー×バニラの香調で真っ先に思い出すのが、ニッチフレグランスメゾンであるスペツェリエ・パラッツォ・ベッキオ(Spezierie Palazzo Vecchio)の香水『マダガスカル バニラ(Vaniglia del Madagascar)』です。スパイシーで豊潤なバニラが束になった様な強い香りで、大好きでした。
名香だと思うのですが、余談ですがパラッツォベッキオ自体、個人的には新丸ビルの一角で一時期細々と売られたあと、日本での取り扱いが無くなってしまいました…。知ってる人も日本ではフレグランスに関わる業界の人以外、あまりいないでしょう。
話を戻すと、パラッツォの『マダガスカルバニラ』の方がよりスパイシーでよりバニラバニラしてます。ディプティック『オーデュエル』はもう少し優しいバニラ。バニラ言いすぎてゲシュタルト崩壊しそう。
2010年発売。調香師は同じディプティックの香水『ドソン(Do Son)』などを手掛けるファブリス ペレグリン(Fabrice Peregrine)。ジョーマローン(Jo Malone)などでも活躍する人です。
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