たなたろです。フローリス(Floris)の香水『エリート(Elite)』を肌に乗せて試香した口コミ・レビューです。
『エリート(Elite)』の香り
『エリート(Elite)』の香りはシトラスウッディです。
1980年発売のクラシックな香りで、トップはベルガモット、グレープフルーツ、プチグレインのシトラス調がありつつも、ジュニパーやモミの木、シダーウッドがメインとなり、とても強く出ています。
トップからウッディがメインを張る事ってあまり無いかも。
ミドルからベイリーフ、ラベンダーのハーブが香り、同時にアニマリックなレザーやザラっとしたオークモスのスモーキーな重さが効いてきて、どんどん渋くなります。
ラストにかけて、モミの木、ジュニパー、レザー、オークモスはどっしりと腰を据えて残り続けます。
なお最後まで香り通すのがシダーウッドとオークモスで、特にオークモスのしっかりとした残り方がシプレっぽさを感じます。
この香調に近いのがペンハリガン(Penhaligon’s)の100年以上前の作品『ブレナム ブーケ(Blenheim Bouquet)』と似ていて、『ブレナムブーケ』をより重いウッディやレザーにしたのがこの『エリート』だと言えそうです。
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