たなたろです。ミラーハリス(Miller Harris)の香水『フュイーユ ド タバック(Feuilles de Tabac)』を肌に乗せて試した口コミ・感想レビューです。
『フュイーユ ド タバック(Feuilles de Tabac)』の香り
『フュイーユ ド タバック(Feuilles de Tabac)』の香りは、まぎれもなく、「タバコ」です。
ただタバコがテーマとは言っても、よくあるスモーキーなタバコの香調ではなくツンとしたヤニ、タールが主な香調ですね。
タバコの香りにパインの葉を加え、よりタール感が増しています。
さらにややグリーンっぽいピメントなどのスパイスが刺激を強める役割を。
そこに少量ですがセージの清涼感が加わり、これまでにあまりなかった「タバコ」フレグランスに。これ中々面白いです。
公式の説明にはスモーキーとありますが、よりスモーキーなニッチフレグランスを沢山嗅いでいるからか、いま一つスモーキーとまでは思いませんでした。むしろ火をつける前の煙草の原料をそのまま嗅いだ様な、青々しさの方を強く感じます。
なお、最後の最後までタバコリーフが香っており、ちょっと他では見た事がない香調ですね。
『フュイーユ ド タバック(Feuilles de Tabac)』は2000年のメゾン立ち上げ時に発売。
この尖り方がミラーハリスの初期であり、ラルチザン パフューム(L’Artisan Parfumeur)辺りの初期のクリエイティブ(変わった素材をテーマにする)と相通ずる精神を感じます。
トップノート
- イタリアン ベルガモット
- フレンチ セージ
- シベリアン パインニード
ミドルノート
- キューバ産カスカリラ オイル
- ピメント ベリー
ラストノート
- インドネシアン パチョリ
- トンカビーン
- フレンチ タバコリーフ
『フュイーユ ド タバック(Feuilles de Tabac)』の調香師はリン ハリス、ミラーハリス(Miller Harris)を立ち上げた調香師で、初期の作品は彼女によるものです。
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