たなたろです。ゲラン(Guerlain)がのイリスとコーヒーの斬新なコンビネーションが色んな意味で話題となった『イリス トレフィエ』。肌に乗せて試した口コミ感想レビューです。イリスよりバニラが目立つ作品ですね。
『イリス トレフィエ』の香り
『イリストレフィエ』は「ラール エ ラ マティエール(L’Art Et La Matiere)」と言うゲランの高級ラインの中の1つ。
アイリスとコーヒーの香り、、と言う触れ込みで、確かにトップノートはその2つがまあまあ目立ちます。結構意外性のある組み合わせ。まるでヨーロッパの少し尖ったニッチメゾンにありそうなクリエイションです。
その他レザーも割と感じますし、お茶の、ほのかにグリーンなテイストも感じられます。
そこからバニラがすぐに中心となり、コクのある、少し粉っぽい甘さがとても長い事続くんです。
帝国ホテルのゲランの店頭で肌に乗せた日は強風の日で、その中を自宅まで移動する間もずっと甘さが香っていました。パウダリーさもコーヒーも全てがバニラの甘さの中に収束していきます。んー、クリーミーでいいですねこれ。
帝国ホテルの店員さん曰く、登場したばかりのころはこのニッチな仕立てが「ゲランっぽくない」と言う事でざわざわしたらしいのですが、と言うか私も初見ではそう思ったものの、リッチな甘さの中のイリスのパウダー、と言うのは『シャリマー(Shalimar)』をはじめいくつかのゲラン作品でもありますし。遊び心があって面白いなと。
結構好評らしいです。分かる。甘さも粉っぽさも癖がないんですよ。
ちょっと違いますが、同じゲランのラール エ ラ マティエールのラインなら『ドゥーブル ヴァニーユ(Spiritueuse Double Vanille)』『アンブラン ディラン(Embruns d’Ylang)』辺りを好きな人も好きでしょうね。
この香りは新宿伊勢丹で2020年11月4日~開催されたフレグランスの祭典「サロンドパルファン2020」ゲランのブース「ビー オート パフューマリー(Bee Haute Parfumerie)」にてお披露目。
調香師はゲラン専属のティエリーワッサー()ではなく、今作はデルフィン ジェルク(Delphine Jelk)が担当。デルフィンはジボダン(Givaudan)社が2019年に買収した香料会社、ドロム(Drom)社所属のパフューマーです。ゲランでは2020年時点で既に20作以上を手掛けています。
『イリス トレフィエ』は2020年発売。
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