『ナルコティックV(Narcotic Venus)』ナーゾマット(Nasomatto)

NarcoticV Nasomatto ナーゾマット(Nasomatto)

たなたろです。ナーゾマット(Nasomatto)の香水『ナルコティックV(Narcotic Venus)』を肌に乗せて試香した口コミ・レビューです。

画像出典:luckyscent.com

『ナルコティックV(Narcotic Venus)』の香り

『ナルコティックV(Narcotic Venus)』の香りは、濃厚なチュベローズです。

チュベローズを中心としたフローラルなのですが、ジャスミンやリリーと言った花々もあるにはあるものの、それらは全てチュベローズの「チュベローズらしさ」を強調するための脇役となっています。確固たる主役としてのチュベローズであり、チュベローズよりもそれらしい、、と思える香りです。

全体的に濃厚・クリーミーで、ココナッツかフィグかバナナか…と思えるぐらいにどろっとするまでチュベローズを煮詰めて、ピンクペッパーやブラックペッパーなどのスパイスを少し混ぜニュアンスを醸したかの様な香り立ちです。

生花の様な青々しさなどはなく、花弁や花の蜜などを思わせる香りで、野性味がそがれ、チュベローズのかわいらしさや華々しい要素がことさら強調されているかの様。

チュベローズが圧倒的に目立つため、チュベローズが敷き詰められた部屋に入り込んだかの様にさえ思えます。

また香り立ちはオードパルファム(EDP)と濃いめのはずなのですが、部屋の中で1プッシュ2プッシュと付けても近づかないと分かりません。つまり拡散性が低く、肌の上に長く残るタイプです。こんな濃度でも意外と電車やレストラン、会議などでも目立たないかと思います。ベースノートに近い部分で埋め尽くしたんでしょうね。

私の周りの女性が大好きな香りでもあり、私が『おすすめのチュベローズ系香水』で1位に挙げた香りでもあります。Nose Shop店頭で試せますので、気になる方はぜひ。

調香師はアレサンドロ ガルティエーリ(Alessandro Gualtieri)。

なお私は二シャネ(Nishane)の『チュベローザ(Tuberoza)』と購入を迷って、こちらを最終的に購入しました。

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