たなたろです。アールフレグランス(R Fragrance)の香水『ジャスミン ジャスミン(Jasmine Jasmine)』を肌に乗せて試した口コミ・感想レビューです。
『ジャスミン ジャスミン(Jasmine Jasmine)』の香り
『ジャスミン ジャスミン(Jasmine Jasmine)』の香りは一言で言うとザ・ジャスミン、なのですが、そこはストレートにジャスミンではなく、ジャスミンを強調した、よりジャスミンらしいジャスミンと言うものになります。
調香師の村井千尋さんがジャスミンの一種である「ロイヤルジャスミン」、学名Jasminum grandiflorum(グランディフローラム)を嗅いだ時、「これはどうしても香水にしたい」と思ったらしい。
そんな素晴らしいジャスミンを『ジャスミン ジャスミン(Jasmine Jasmine)』で自身の作品にされたとの事です。香料もなるべくロイヤルジャスミンと最低限のもののみにとどめたとの事。
香りはジャスミンそのもの…の様にムエット上だと思うのですが、肌に乗せるとややスパイシーで、樹脂香やグリーン、あと何らかのクリーミーさを感じます。
ジャスミンのシングルノートながら面白い捻りが
特に『ジャスミン ジャスミン』トップからすぐにバナナやフィグ、ココナッツ、ピーチの様な、クリーミーなフルーツ香を感じます。これが調香師の村井さんによる「味付け」なのかロイヤルジャスミン本来の持つ甘さなのかは分かりません。
ただ普通にジャスミン系のフレグランスを捜し歩いても中々出会わない香調であり、かつメインのジャスミンが美しくリッチに映える香調である事は間違いないですね。
上にも書きましたが『ジャスミン ジャスミン』にはグリーンぽさもあって、生花の様な、ある種生々しいジャスミンがリアルにそこに沢山飾られているような雰囲気があります。
ここ最近のニッチフレグランスはここまで花を本物以上にリアルにシンプルに伝えるものは見た事がないため、面白いなと感じました。
基本はこの路線のシングルノートで、ラストに向かうほど『ジャスミン ジャスミン』はややパウダリーになっていきます。素材を堪能しつくせる、とても良い香りです。
村井さんおすすめの纏い方は背中
村井さんによれば「寝る前に試してほしい」との事。
『ジャスミン ジャスミン』をつける部位のおすすめは腕と肩甲骨で、全身を包むことができるとの事。寝る時に胸につけてしまうと香りが上に向かってしまい、自分では分かりにくくなると。
だから背中側に付けるのがお勧めなんだそうです。なるほどね。
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