たなたろです。ラルチザン パフューム(L’Artisan Parfumeur)の香水『セヴィーヤ ローブ(Seville l’Aube)』を肌に乗せて試香した口コミ・レビューです。
※画像出典:Fragrantica
『セヴィーヤ ローブ(Seville l’Aube)』の香り
『セヴィーヤ ローブ(Seville l’Aube)』の香りはアンバリックなオリエンタルフローラル。トップからアンバーがきちんと分かります。
トップはオレンジブロッサムやプチグレンのシトラス調がメインとなり、ビーズワックスのややケミカルで金属っぽい甘さがアクセントに。
ラベンダーのすっとしたハーブ香が薄く香り立ちます。
その後ミドルでは次第にベンゾインやフランキンセンスの甘く渋い樹脂香やタバコのツンとしたヤニっぽさがオリエンタルな、異国情緒を強調して行きます。
ラストにかけてそのオリエンタルな雰囲気は残りつつ、アンバーがよりクリアになっていきます。
オリエンタルの中でもなぜかアジアを感じてしまうのは何故だろうなと。
とても面白い香りで、最初に出会った時は学生だった事もあって、当時は掴み所の無い不思議な香りに感じました。そして今もたまに付けてみても、やはり不思議な香りなのは変わらないんですね。それはひとえに、オリエンタルな香調は他に多々あれど、この『セヴィーヤローブ』は比較できる様な似た香調があまり無いからです。
2012年発売。調香師はベルトランドゥショフール。
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