たなたろです。ラルチザン パフューム(L’Artisan Parfumeur)の香水『ロー ダンブル(L’Eau d’Ambre)』を肌に乗せて試香した口コミ・レビューです。
『ロー ダンブル(L’Eau d’Ambre)』の香り
『ロー ダンブル(L’Eau d’Ambre)』の香りはアンバーが強く効いたオリエンタル香です。
強めのアンバーに強めのパチュリを高濃度で混ぜた上に、インセンスをもくもくと焚き、そこにバニラエッセンスを一滴垂らした様な香りで、シンプルながら面白いです。
アンバーの濃さもさる事ながら、パチュリのアニマリックで低く重たいレザーの様なウッディもあります。
加えて一部、シナモンやトンカビーン風にも感じますし、ミルラやベンゾインと言った樹脂の気配も見え隠れしています。
以前半分冗談で「炊いたお米」みたいな事を言いましたが、アンバーやクローブの様なスパイス香を感じたため、なんとなく和食や根菜などを思わせ、特に一瞬ふわっと浮かんだのが「炊いたお米」でした。笑
でもこうしたシンプルなオリエンタルって1993年の発売当時はあまり無かったはずで、どちらかと言えばその当時は複雑な香料を複雑なバランスで配合したものがほとんどだと思います。
もしかしたら当時としては画期的なオリエンタルだったのかも知れません。
調香師はカリン デュブルイユ(Karine Dubreuil)。
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